2021.03.09
【考察】【4】【立体看板との比較検討シリーズ】「はてさて、3者の違いは何なのか?」
■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■
【立体看板との比較検討シリーズ】
このコラムは、新技術で作られた弊社立体看板と、
世の中で、もっともポピュラーな立体物「食品サンプル」「FRPで作られた造形物」の違いを、
以下、4つのメニューで紐解いたシリーズコラムです。
【1】【立体看板との比較検討シリーズ】「食品サンプルとは?」
【2】【立体看板との比較検討シリーズ】「FRP樹脂(繊維強化プラスチック)で作られた造形物とは?」
【3】【立体看板との比較検討シリーズ】「立体看板ドットコムの立体看板とは?」
【4】【立体看板との比較検討シリーズ】「はてさて、3者の違いは何なのか?」
※上記「立体看板」とは立体看板ドットコム独自の製法で作られた立体看板を指します。
■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■ー■
3者(食品サンプル・FRPで作られた造形物・弊社立体看板)の特性を書いてきた比較検討シリーズも、
いよいよ最終章となりました。
それぞれの特徴を、改めて書き出してみたいと思います。
【食品サンプルのまとめ】
●大正~昭和初期に料理模型として出現
●食品を細部までリアルに表現できる
●ミニ~原寸サイズのものが多い
●基本は屋内で使用
●ホコリや紫外線に弱い
●打ち合わせ・準備するものが多く、大変
●耐久性を考えると割高
●アジア圏以外では文化の違いで、活用されていない
(【1】【立体看板との比較検討シリーズ】「食品サンプルとは?」)
【FRP樹脂(繊維強化プラスチック)で作られた造形物のまとめ】
●20世紀初頭から研究。1930年ごろから実用化へ。
●小さいものから大きいものに使われている
●屋内外OK
●頑丈
●修繕すれば何年でも使える
●重い(骨組みある場合)
●輸送・取付費用がかかる
●型押しでない場合の仕上がりは職人さんの技術により差が出る
(【2】【立体看板との比較検討シリーズ】「FRP樹脂(繊維強化プラスチック)で作られた造形物とは?」)
【弊社立体看板のまとめ】
●まだ新しい事業であり、新技術である
●リーズナブルに作る場合、30~180cm(厚み最大8cm)がベストなサイズ
●軽い
●輸送費用が安い
●屋内外OK
●取り付けはご自身で
●写真をそのまま立体化するので、実物に近いものができる
●360度の立体ではない
●キャラクターなどは試作が必要
(【3】【立体看板との比較検討シリーズ】「立体看板ドットコムの立体看板とは?」)
ここまで、まとめてきて思うことは、それぞれに素晴らしい長所があり特徴があるのだなぁということです。
ただし、それぞれに不得意の分野も同時にあるということがわかってきました。
つまり別の場所でのメリットは、またその他の場所ではデメリットになるという事です。
勿論、その逆も然りです。
例え話を3つ書いてみます。
【 例え話 1 】
FRP樹脂で作った造形物は、修繕ができるので、しっかり作れば長持ちします。物によっては軽く10年持ちます。
ただ、3年単位で経営を考えているトレンド飲食の店舗さんには、そんなに長持ちする立体物は必要としないと予想できます。
長く持つより、ある程度の期間使えて、低コストで導入したい、という要望が出てくるのではないでしょうか。
じゃぁ、10年単位で長持ちはしないけど、販促の役目はきちんと果たし低コストで導入できる、
立体看板ドットコムの立体看板が良いんじゃないかという話になるわけです。
【 例え話 2 】
例えば、弊社の立体看板は、写真をそのまま立体にできるから、
食品サンプルが作れるのでは、と、よくお問い合わせいただきます。
その答えは、作れます。
ただし、弊社立体看板は、ベストな仕上がりサイズが30cm以上なので、
今の技術で小さいサイズの物を作ると粗の方が目立ってしまうのです。
等倍でその食品の良さを最大限に発揮するのは、やはり食品サンプルだと考えます。
(しかしながら弊社も、小さいサイズを鋭意開発中です!)
【 例え話 3 】
食品サンプルのリアルさがすごく気に入っているし、自分のオリジナル料理で作れるのも魅力的。
食品サンプルで看板も作りたいな!と、飲食店の経営者さんが考えるとします。
でも食品サンプルは基本的にホコリや紫外線に弱いので残念ながら屋外は適しません。
さらには1年ほどで作り直す可能性も(設置状況によります)ありますし、サイズも屋外で使うには小さい。
(屋外は販促物が沢山あるので、室内で見ていた印象より小さく見えることがあります)
じゃぁ、屋外もOKの弊社の立体看板であったり、FRPで少し大きめの看板を作ろうかと考えます。
話の流れから、弊社の立体看板がよく感じられてきますが、そこが落とし所ではなく(そうしたいのは山々ですが笑)、
やはり三者三様のメリット・デメリットがあり、それぞれが素晴らしい造形物だということなのです。
では、私たちが、お客様のお役に立つには何をしたらいいかということです。
それは、お客様にとって、より効果があるものを選んでいただくためにも、
こういった比較検討であったり、商品特徴を、
丁寧にお知らせしていくことではないかということです。
今後も専門家として、今回の気づきを糧に、
皆様のお役に立てるよう、鋭意努力していきたいと思います。
さて、ここまで、様々な手法で作られた立体物について書いてきましたが、
私自身、次回、お客様に質問をいただいた時には、しっかりお答えできる準備ができたように思います。
良い機会をいただきまして、誠に有難うございました!
また、長文のコラムとなりましたが、最後まで、お読みくださり、誠に有難うございました!
今後も、より一層、社会の一員として、少しでもお役に立てるよう、業務に励む所存ですので、
今後とも立体看板ドットコムを、何卒よろしくお願いいたします!